- 東京〜名古屋の移動費用をできる限り抑えたい
- バスや普通列車なら安いのは知っているけど、5〜6時間の移動はキツい
- 少しでもいいから新幹線料金を抑えてお得に移動したい
東京〜名古屋の移動費用について少しでも得したいと思っているなら、「ぷらっとこだま」でのチケット予約を検討するのもおすすめです。
ここでは、ぷらっとこだま利用の注意と、実際にぷらっとこだまを利用してわかった情報をまとめています。
「ぷらっとこだま」とは?
JR東海ツアーズが提供する「ぷらっとこだま」は、東海道新幹線(東京〜新大阪)の片道新幹線チケットとドリンク引換券がセットになった新幹線片道プランです。
他の新幹線チケットとは異なるルールが適用となりますが、チケットを通常より安く、ちょっとお得に購入することができます。

普段移動方法を調べる時、「Yahoo!路線情報」を使って調べることが多いのですが、ぷらっとこだまのチケットは検索に引っかからないため危うく見逃すところでした。

ぷらっとこだまの料金

2024年10月現在、ぷらっとこだまの東京〜名古屋料金は片道8,810円〜です。
通常の新幹線利用であれば、10,560円なので、1,750円お得(約16%割引)になります!(※連休などは繁忙期料金適用でぷらっとこだまでの片道料金は10,100円になることもあります。)
これにプラスでドリンクがつくので、更にちょっとお得です。
デメリット?ぷらっとこだまでチケットが安くなる理由
ぷらっとこだまのチケットが安くなるのは、通常の新幹線利用に比べて、以下のような制約があることが理由に挙げられます。
- こだましか乗れない
→「のぞみ」や「ひかり」には乗れず、移動時間も少し長くなる - 窓口購入はできず、前日23:30までにネット購入が必要
→当日窓口でパッと買えないため、前日までに計画を立てておく必要がある - 予約の変更不可
→一度購入したら、変更もキャンセルの場合も払い戻しなし - 指定席のみの購入で途中下車不可
→購入したチケット内容以外の乗り方をすると、購入分は無効になり、別途、実際乗車分の支払いが必要
JR東海ツアーズのページ内に「ぷらっとこだまはきっぷではありません(募集型企画旅行商品です)。」と記載がある通り、ぷらっとこだまのチケットは通常のきっぷと違い、ツアー商品扱いです。
予約したプランに忠実に合わせる必要があるため、しっかり計画を立てて購入する必要があります。
こだまでの東京⇄名古屋の移動時間
チケット購入の制約の一つに「こだましか乗れない」というのがあります。
各新幹線で東京〜名古屋間の移動にかかる片道時間は以下の通りです。
新幹線 | 東京〜名古屋移動時間 |
---|---|
のぞみ | 約1時間35分 |
ひかり | 約1時間40分 |
こだま | 約2時間36分 |
「こだま」は、「のぞみ」では停車しない小田原駅や熱海駅、浜松駅などの各駅に停車するため、「のぞみ」や「ひかり」に比べおよそ1時間多くかかることになります。
とはいえ、2時間半程度の移動なら、普通列車や高速バスの5〜6時間に比べれば断然速いし、人にもよりますが、時間的に大きく負担になるものではありません。
「のぞみ」は1時間あたり6〜8本ほどの運行本数がありますが、「こだま」は1時間に2本程度の運行となるので、時刻表と自分のスケジュールをうまく見ながら選ぶのがいいですね。
チケットの使い方
チケットの使い方については、JR東海ツアーズのページにも詳細がありますが、実際に使った時に少し戸惑ったこともあったので、以下に使い方をまとめます。
新幹線チケットの使い方
ぷらっとこだまのチケットはネット購入となり、実際に使う時には、①QRコードか、②指定ICカードを使うことになります。
自分はモバイルICカードを事前にスマートEXのアカウントに登録し、チケットにそのICカードを指定登録して使いました。
新幹線乗り場の改札に、指定のモバイルICカードを当てると、ICカードへのチャージはされずに、改札口から利用票が出てきます。


仕組みがよくわかっていなかったため、モバイルICカードを改札に通したらチャージされてしまうのでは?とちょっと心配しましたが大丈夫でした。
到着地で改札を抜ける時は、利用時に使用したモバイルICカードをタッチします。
乗車中も、改札退場時も、利用票を提示することはありませんでしたが、乗車から退場まで利用票は携帯するように案内があります。
スマートEXアカウントへのICカード登録ができない?
アカウントにICカードを登録する時、「OK 完了」のボタンがあるので登録できたと思ったのですが、うまくできていませんでした。
ICカード情報を入れて「OK 完了」ボタンを押して、一旦自分の登録内容が表示されたら、画面をスクロールダウンして、一番下の「OK 確認画面へ」を押す必要があります。


「OK 確認画面へ」のボタンを押すと初めて、変更確認の画面が登場します。

また画面をスクロールダウンして、「OK 変更する」まで押すと登録完了となります。
登録確定までは3ステップなので、最後までしっかりボタンを押しましょう。
ドリンクチケットの使い方
ドリンク引換券は、スマートEXのステッカーがある駅ホーム内のお店で、320円までのドリンクと引き換えが可能です。
ソフトドリンクは大体140〜160円ぐらい、ビールの種類にもよりますが350ml〜500mlが320円以内です。
ドリンクの引換券を使うには、チケットの確認ページの「EX旅パックのマイページへ」から進み、「予約詳細・領収書・電子チケット利用」から進むと「チケット利用」ボタンまで辿り着けます。



「チケット利用」をタップすると、ドリンクのイラストとともに「使用する(QRスキャン)」というボタンが表示されるので、ボタンを押してカメラを起動します。
店員さんが提示しているQRコードを起動したカメラで読み取ると、「USED」の表示が付き引換完了となります。
ドリンクの引換はこだまの利用当日のみ有効です。
ぷらっとこだま利用の留意点

ぷらっとこだまの利用にあたって気になったことを備忘録的にまとめておきます。
ぷらっとこだまでの往復チケットの買い方
「片道・日帰りプラン」として提供されているぷらっとこだまなので、往復プランはありません。
往復利用の場合は、片道チケットをそれぞれ購入するか、新幹線+宿プランの方で購入する必要があります。
ぷらっとこだまではグリーン車もお得?
ぷらっとこだまではグリーン車の利用も可能です。
片道プランでの東京〜名古屋のグリーン車料金は9,720円。ぷらっとこだまの通常チケットに+910円で購入できます。(※繁忙期は料金が価格が変わります。)
グリーン車を利用しても、「のぞみ」や「ひかり」の通常席よりも安く収まります。
新幹線+宿のプランもお得!
JR東海ツアーズでは、新幹線+宿のプラン「EXダイナミックパック」も用意されています。
往復利用でホテル滞在がある場合は、こちらの情報をチェックするのもおすすめです。
ただし、新幹線+宿のプランを選ぶ際は、日本旅行のJR+宿泊セットプランの方がお得な時があるので、比較して予約を進めるのをおすすめします。
時間の余裕があるなら「ぷらっとこだま」

東京と名古屋の移動で、効率性を求めるならやはり新幹線が一番便利になります。
利用にあたって制約はあるにしろ、1時間ほど時間の余裕があり、経済的に移動をしたいなら「ぷらっとこだま」の利用がおすすめです。

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