日本百名山の一つで、2013年には世界文化遺産にも登録された富士山。
7月頭〜9月半ばが登山シーズンということで、ついに登ってきたので備忘録。
富士山の登山ルート

富士登山では4つの登山口があります。
- 吉田ルート:一番人気で最も簡単なルート。日の出が見られる側の登山ルート。
- 富士宮ルート:2番目に人気のルート。吉田ルートに比べて少し急で岩も多め。
- 須走ルート:8合目で吉田ルートにつながるルート。吉田ルートに比べ人は少なめ。経験者向けのルート
- 御殿場口ルート:上級者向け。
吉田ルート

富士スバルライン5合目から吉田ルートに入れます。
登山道と下山道は分かれていて、登り下りでごたごたすることもありません。
富士スバルライン5合目に到着の時点で標高はすでに2,305m。
5合目到着後はすぐに登山を開始せず、標高に慣れるため富士スバルライン5合目に1時間ほど滞在してから出発するのが安全です。
6合目


富士山安全指導センターを過ぎると雲の中を歩くような感じになります。
7合目


7合目に差し掛かると、次第に岩が増えます。
7合目に着くと雲を下に眺めながら登るようになります。
途中7つの山小屋があり、8合目に到達すると標高を示す標識と鳥居が見えてきます。
上江戸屋うええどや(8合目)

泊まったのは、8合目の上江戸屋。
午後6時に夕食をとった後、消化のために1時間ほど休憩し、午後7時半に就寝。
午前2時半に起床し、日の出を見るためまた登り始めました。
頂上

夜明け前の登山はヘッドランプを使用。
風も強く、鼻水が止まらず、写真はあまり撮れずでした・・。
8月31日に登った富士山では、午前4時半頃から空が明るくなってきました。


下山


上りは高山病など心配なことが多かったのですが、下りはずっと楽でした。(だんだん息がしやすくなるし、負荷も減ります。)
景色の変化はあまりないですが、小石だらけの道をジグザグに下るのは気持ちがよかったです。

YAMAPの記録はこちら↓↓
富士山(吉田ルート) / tabiwaさんの成就岳・経ヶ岳(山梨県)・久須志岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
富士山について知っておくべきこと

富士山の資源には限りがあり、トイレは有料、水などは割高です・・。
トイレ
山頂のトイレは300円、9合目までは200円が一般的。
6合目付近にはPayPayで支払えるトイレもありましたが、基本的には小銭が必要です。
各トイレに両替機があるわけではないので、あらかじめ小銭を多めに用意しておく必要があります。(小銭がないと、売店で何か買うしかなくなります・・)
食べ物・飲み物
水、カップ麺、スープなどは山小屋で購入できますが、登れば登るほど値段が高くなります。
山頂では豚汁が1,000円、おしるこが800円、ラーメンが1,500円でした!(2023年時点)

この登山で使ったお金は約3,000円でした。
現金は多めに用意しておくに限ります。
高山病を防ぐには?
高山病を予防するコツは以下:
- ゆっくり登る
- こまめに水を飲む
- 深呼吸を心がける
頭痛がしてきたら深呼吸を意識的にするとだいぶ楽になったりします。
登山日は水曜日がいい?
水曜日は比較的登山者が少ないとか。
今回の富士登山は水曜日に行ったのですが、一緒にいたガイドさんも比較的登山者が少ないと言っていました。
“影富士 “を探せ
写真をうまく撮れませんでしたが、富士山に登った日は満月の日で、月明かりで地上に富士山の影が出ているのが見えました。
富士山の登山期間は7月から9月に限られているので、満月と登山を重ねられる日は限られます。
天気も晴れていなければならず、条件が揃うかは運次第ですが、ラッキーなら影富士を見ることができます。
富士登山は一味違う

高山病や山小屋泊など、普段の山登りでは経験できないことにチャレンジできた富士登山。
やはり特別な感じがありました。
次回はまた別のルートで挑戦したい!
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